2019年06月06日
デュオ ベイルーフ マニック95

デュオ社 ベイルーフ マニック95
買った当初はハズレだ、と思ってたルアーが何かのキッカケに一軍ルアーに昇格することってありません?
このマニック95はワタシにとってそんなルアーの1つです。
タックルハウスとかマリアオフィス(現在のヤマリア)、ジャクソンのようなシーバス界の老舗である、デュオ。
タイドミノーシリーズが有名でしたが、後発のルアーメーカーに押され気味で青息吐息のメーカーって勝手に思っていました。
いつまでたっても雑誌の広告はタイドミノー、タイドミノー。一体、タイドミノーだけで何種類あるねん、て。
いつ頃かは記憶が定かではありませんが、雑誌の広告で久しぶりに強力にプッシュしてるなあ、と目に留まったのが、このマニック95。マニックムーヴアクションとか言う宣伝文句に惹かれて購入したんですよね。
当初からバチ抜けに効く、との声がありましたので、早速使ったのですが、なんか棒みたいなんですよ。全然アクションしてるように見えないんです。ごく僅かに、ワンダーみたいに頭を支点にケツを振るんですが、基本はノーアクションとしか見えない。ロッドにもな〜んにも感じない。やはりハズレか…と早々に決めつけて投げなくなりました。バチ抜け期になると、マニック、マニックといわれるのを多少は気にしてバチ抜け期にはルアーボックスに入れてはいるけど、使わない、みたいな。
ある年のバチ抜け期に、フィッシングマックスの釣果情報で連日のようにマニックで釣れた、マニックで釣れた、と書いてるもんですから、その日、シーバスの余りの反応の無さにいい加減に辟易していたワタシは長らくキャストすることも無かったマニック95をキャストしました。
やはり、ロッドには何も感じることのないアクションに、ああ、やっぱりダメダメルアーかと思ったのですが、近くに来て見えたマニックの動きがおかしい。すごい小刻みにローリングしてるんですよね…。あれ?と思ってリトリーブの手を止めるとこれまた刺激的なローリングアクションでフォールして行くんです。ちょっと待て、以前はこんな動きしてへんかったやん、と思うのですが確かに派手に小刻みにビリビリとローリングアクションしてます。以前は緩いS字アクションだった筈なのに。
そういえば老眼が進んで遠視状態のワタシ。それまで見えなかった動きが加齢と共に見えるようになったのでしょうか。
ひょっとしたらラインシステムの影響もあるのかも。昔はPE0.8号にリーダー16ポンドでしたが(PEライン1.0号にリーダー20ポンドなんて時期も)、現在のワタシの港湾シーバスのシステムは、PE0.6号にリーダー12ポンド。細くなった分、ルアーのアクションに影響が出てるのかも。
とにかく、これはイケる、マニック釣れそうと節操無く認識を改めて、引き波を立ててリトリーブしたり、フォールを混ぜたりしてキャストを繰り返すとシーバスはアッサリ釣れました。
で、今現在は一軍ルアー扱いです。バチ抜け期ばかりに注目されるルアーですが、バチ抜け期以外でもフツーに釣れます。いかにもバチ抜け用のカラーはダメですが、ゴーストパールチャートとか湾岸レッドなんかのカラーは、バチ抜け期以外でも活躍します。
個人的には、バチ抜け期以外の時期はスローリトリーブか、フォールを織り交ぜたリトリーブに良くヒットします。引き波リトリーブもバチ抜け期以外でも釣れなくもないですが。
メーカーサイトには「トゥイッチやジャークといったロッドワークにより、イレギュラーな動きで水面を逃げ惑うベイトを演出」なんて書いてますがトゥイッチやジャークで釣れたことないです…。
棒みたいな形状のせいでしょうか、ウェイトの割にやたら飛ぶのでサーチベイトとしても秀逸です。最近は一投目についついマニックを投げてますね。えりてんは飛ばないんで…。
フッキングが悪いとか、やたらバレる、とか聞きますが、ワタシ個人は感じたことないです。ただ、フックが細軸なので強引なやりとりは御法度。直ぐにフック伸ばされます。強引なゴリゴリ巻きのワタシはしょっちゅう伸ばされてます。
デフォルトのフックは恐らく、ガマカツ トレブル SP Mの#10。細いのでフックを伸ばされてバラし、とかキャッチしたはいいけど伸ばされたからフック交換なんてことになり、維持費がかかります。
ちょいと太軸のトレブル SP MHは#10がラインナップにありません。トレブル RB-MH #10がまあベターなんですが、シャンクが多少長いので少々エビります。痛し痒し。
シングルフック 53 ソルト #4は非常にいいカンジです。シングルなのでゲイプが広く、太軸なので強引なやりとりが出来ます。ただ、店頭になかったり、品切れだったりで入手困難なんですよね…。ワンダー60はシングルフック 53 ソルト #4の装着がマストなので、マニックまでなかなか回せません。
トレブル SP MH #10か、トレブル RB-MH ショートシャンクを発売して欲しいです…。
あと、ちょっとどうにかして欲しいのは、カラーラインナップの変更が頻繁なこと。気に入ったカラーがあってもラインナップから外されるなんてことがザラ。売れ筋カラーを押さえつつ、釣れ筋カラーを色々と試行錯誤してるんでしょうが、もうちょっと長いスパンでカラーラインナップを考えて欲しい…。「フルーツパフェ」「マットチャートキャンディー」の復刻を激しく希望。
※
ソリッドティップのロッド使用だとマニック95の泳ぎを手元に感じます。タックルバランスによって印象が変わる厄介なルアーかも。
2019年06月05日
釣行記 2019-06-04
久し振りに渡船利用で沖堤へ。
今回は、いつもの武庫川渡船ではなく、丸高渡船で通称、関電波止に。
最近、ブリクラスが毎日のように釣れている上に、武庫川渡船より安く(500円の差)、近いので高速道路の利用も不要(往復で1,600円)。約20年振りだったので、これだけ
の価格差に気付かずにいたのが悔やまれます。
何箇所かある沖堤ポイントは、武庫川一文字が東西に伸びる堤防なのに対して、南北に伸びる堤防なのが気になりますが…。更に、関電波止は地続きの堤防で南端は関電の敷地内の為、立ち入りできませんが、ブリの実績が高い為、関電波止に渡ることにしました。
5時の一番船に乗り込みましたが、関電波止に着いた瞬間に争うように皆、先端に陣取ります。まあ、堤防の先端が一番可能性が高いですもんね、気持ちは分かります。隣の人に気兼ねなくキャスト出来なかったり、ラインが絡むトラブルがイヤなワタシはテクテク歩いて堤防中央付近に陣取りました。
タックルをセットして水面を見ると、何かが何かを追い回しているようで水面がザワザワしてます。
シーバスが本命ですが、とりあえず青物、ブリはまあ期待薄としてハマチがかかったらいいなぁ、とコアマンのメタルジグ、CZ-30 ゼッタイをキャスト。ちなみに、出世魚のブリの呼称は関西では、小さい方からツバス→ハマチ→メジロ→ブリと変わります。アクションを加えながら、水面を観察していると、ツバスの群れが見えます。30cmあるか、ないか。ちっさ!と思っていると、いきなりアタリ。2、3回引いたかと思うと直ぐにバレました。メジロ、ブリクラスとは言わんからハマチ来ないかなあと、キャストしてるとメタルジグを引ったくられました。全然引かん、と思いながらキャッチしたのが、コチラ。

小さい…。
丸高渡船の釣果報告のWEBにはこんな小さいツバスのことは触れていなかったので、もう少しマシなサイズがきっと来るのだろう、とキャストを繰り返しましたが、ヒットするのは小さいツバスばかり。大きいのはスレてるのかな、と思い、コアマンのアイアンプレート、IP-26をキャスト。何故か真っ直ぐ泳ぎません。アレ?とカラーチェンジで別のIP-26をキャストしても同じ。イラっときて、バスデイのレンジバイブにチェンジ。真っ直ぐ泳ぎますが、釣れるのはやはり小さいツバス。ルアーサイズを更に落としてコアマンのパワーブレード、PB-24にチェンジ。釣れるのはまたしても小さいツバス。2時間程ツバスばかり20匹程を釣ってウンザリしたので、シーバス狙いに切り替えました。
釣果報告のWEBでは、シーバスがコアマンのVJ-22で良く釣れているようでしたので、予め購入しておいたVJ-22をキャスト。やたらとフックがスナップに絡んだり、ワーム部に刺さったりとキャストの半分近くが無駄になります。VJ、ダメじゃん。ワームをカラーチェンジすると今度は真っ直ぐ泳ぎません。絡むわ、真っ直ぐ泳がないわに我慢できなくなり、アイアンプレートやパワーブレードをテクトロ。堤防先端にアングラーが集中してるのでテクトロし放題。
…釣れません。
保険に岸壁ジギングタックルを持参しておいたので実績多数のコアマン CZ-30 ゼッタイを岸壁沿いにネチネチとフォール&リフト。なかなか反応がありません。カラーチェンジを繰り返してようやくヒットした40cmクラスのシーバスをネットイン寸前にエラ洗い一発でフックアウト。一昔前は、岸壁ジギングはやたらヒットしたのですが最近ではあまりヒットしない為、貴重なヒットをバラすとメンタルに大ダメージ。凹みつつ、岸壁沿いを探ること、1時間。ようやくヒットしたのはまたしても小さいツバス。4時間程の釣りでツバスしか釣れない上に、日影は無く容赦なく体力が奪われる状況に疲れはピークに。
30分後にお迎えの船が来る時間帯だったので納竿。お迎えの来る堤防先端部に戻ると、人だかりが。
どうやら一人がブリをヒットさせたご様子。
周囲の会話によると、30分はファイトしているとのこと。タックルを見ると明らかにシーバス狙いのモノ。ドラグがジィージィーと唸り、一進一退が続きます。
ラインはPE0.8号を150m、リーダーは3号!?
よく30分もラインブレイクせずに保ってるなあ。凄いテクニック…。
20分程、見学しているとそこに一艘の船が。周囲の人がアッチへ行ってくれと叫びつつ、身振り手振りで船に働きかけますが船員さんは気付いていない様子。無情にも船がラインの線上にかかったかと思うやラインブレイク。あ〜という悲鳴が沸いた5分後ぐらいに迎えの船が到着。1時間はファイトしたであろうアングラーも乗船しました。リールにラインは殆ど残ってなかったそうです。
約1年振りの沖堤で、ツバス20匹、と聞こえはいいのですが、30cmあるかないかのツバスでは引きも弱く楽しくありません。ツバスが0匹でもいいから、40cmクラスのシーバスが2〜3匹でも釣れたらもっと楽しかったのになあ…。
不完全燃焼の釣行でした。
※
武庫川渡船のスタッフさんが無愛想だという訳ではありませんが、丸高渡船のスタッフさんは愛想良くて好印象でした。クーラーボックスやらタックルの揚げ下ろしを手伝ってましたし、料金も安いし、高速道路使わなくていいし、これからメインで利用したくなりました。
今回は、いつもの武庫川渡船ではなく、丸高渡船で通称、関電波止に。
最近、ブリクラスが毎日のように釣れている上に、武庫川渡船より安く(500円の差)、近いので高速道路の利用も不要(往復で1,600円)。約20年振りだったので、これだけ
の価格差に気付かずにいたのが悔やまれます。
何箇所かある沖堤ポイントは、武庫川一文字が東西に伸びる堤防なのに対して、南北に伸びる堤防なのが気になりますが…。更に、関電波止は地続きの堤防で南端は関電の敷地内の為、立ち入りできませんが、ブリの実績が高い為、関電波止に渡ることにしました。
5時の一番船に乗り込みましたが、関電波止に着いた瞬間に争うように皆、先端に陣取ります。まあ、堤防の先端が一番可能性が高いですもんね、気持ちは分かります。隣の人に気兼ねなくキャスト出来なかったり、ラインが絡むトラブルがイヤなワタシはテクテク歩いて堤防中央付近に陣取りました。
タックルをセットして水面を見ると、何かが何かを追い回しているようで水面がザワザワしてます。
シーバスが本命ですが、とりあえず青物、ブリはまあ期待薄としてハマチがかかったらいいなぁ、とコアマンのメタルジグ、CZ-30 ゼッタイをキャスト。ちなみに、出世魚のブリの呼称は関西では、小さい方からツバス→ハマチ→メジロ→ブリと変わります。アクションを加えながら、水面を観察していると、ツバスの群れが見えます。30cmあるか、ないか。ちっさ!と思っていると、いきなりアタリ。2、3回引いたかと思うと直ぐにバレました。メジロ、ブリクラスとは言わんからハマチ来ないかなあと、キャストしてるとメタルジグを引ったくられました。全然引かん、と思いながらキャッチしたのが、コチラ。

小さい…。
丸高渡船の釣果報告のWEBにはこんな小さいツバスのことは触れていなかったので、もう少しマシなサイズがきっと来るのだろう、とキャストを繰り返しましたが、ヒットするのは小さいツバスばかり。大きいのはスレてるのかな、と思い、コアマンのアイアンプレート、IP-26をキャスト。何故か真っ直ぐ泳ぎません。アレ?とカラーチェンジで別のIP-26をキャストしても同じ。イラっときて、バスデイのレンジバイブにチェンジ。真っ直ぐ泳ぎますが、釣れるのはやはり小さいツバス。ルアーサイズを更に落としてコアマンのパワーブレード、PB-24にチェンジ。釣れるのはまたしても小さいツバス。2時間程ツバスばかり20匹程を釣ってウンザリしたので、シーバス狙いに切り替えました。
釣果報告のWEBでは、シーバスがコアマンのVJ-22で良く釣れているようでしたので、予め購入しておいたVJ-22をキャスト。やたらとフックがスナップに絡んだり、ワーム部に刺さったりとキャストの半分近くが無駄になります。VJ、ダメじゃん。ワームをカラーチェンジすると今度は真っ直ぐ泳ぎません。絡むわ、真っ直ぐ泳がないわに我慢できなくなり、アイアンプレートやパワーブレードをテクトロ。堤防先端にアングラーが集中してるのでテクトロし放題。
…釣れません。
保険に岸壁ジギングタックルを持参しておいたので実績多数のコアマン CZ-30 ゼッタイを岸壁沿いにネチネチとフォール&リフト。なかなか反応がありません。カラーチェンジを繰り返してようやくヒットした40cmクラスのシーバスをネットイン寸前にエラ洗い一発でフックアウト。一昔前は、岸壁ジギングはやたらヒットしたのですが最近ではあまりヒットしない為、貴重なヒットをバラすとメンタルに大ダメージ。凹みつつ、岸壁沿いを探ること、1時間。ようやくヒットしたのはまたしても小さいツバス。4時間程の釣りでツバスしか釣れない上に、日影は無く容赦なく体力が奪われる状況に疲れはピークに。
30分後にお迎えの船が来る時間帯だったので納竿。お迎えの来る堤防先端部に戻ると、人だかりが。
どうやら一人がブリをヒットさせたご様子。
周囲の会話によると、30分はファイトしているとのこと。タックルを見ると明らかにシーバス狙いのモノ。ドラグがジィージィーと唸り、一進一退が続きます。
ラインはPE0.8号を150m、リーダーは3号!?
よく30分もラインブレイクせずに保ってるなあ。凄いテクニック…。
20分程、見学しているとそこに一艘の船が。周囲の人がアッチへ行ってくれと叫びつつ、身振り手振りで船に働きかけますが船員さんは気付いていない様子。無情にも船がラインの線上にかかったかと思うやラインブレイク。あ〜という悲鳴が沸いた5分後ぐらいに迎えの船が到着。1時間はファイトしたであろうアングラーも乗船しました。リールにラインは殆ど残ってなかったそうです。
約1年振りの沖堤で、ツバス20匹、と聞こえはいいのですが、30cmあるかないかのツバスでは引きも弱く楽しくありません。ツバスが0匹でもいいから、40cmクラスのシーバスが2〜3匹でも釣れたらもっと楽しかったのになあ…。
不完全燃焼の釣行でした。
※
武庫川渡船のスタッフさんが無愛想だという訳ではありませんが、丸高渡船のスタッフさんは愛想良くて好印象でした。クーラーボックスやらタックルの揚げ下ろしを手伝ってましたし、料金も安いし、高速道路使わなくていいし、これからメインで利用したくなりました。
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