2021年09月16日
白の10番

出版社:有限会社フライの雑誌社
海フライに再挑戦する、再挑戦するといいながら、なかなかしなかったのですが、所有する8番ロッドというヘビー仕様での再挑戦に気が乗らなかったからなのです。
8番ロッドなんてシーバスとか青物とかを狙うようなタックルなのですが、ルアーですら最近はそうそう釣れないのに、フライでなら尚更釣れへんがな、と。
8番ロッドでアジやらメバルやらの小物を釣っても面白くもなんともないでしょうし、そもそも8番ロッドを扱うような筋力が最早ありません。ちょっと前にキャスティング練習に行きましたが、手首の痛みが2、3日続きました。
そこで、大いに参考にしたのが、写真の書籍。 「海フライの本」は1〜3まで全て購入しましたが、「海フライの本3」 が最も「よし、海フライやってみよう!」という気にさせてくれました(海フライの本2の紙媒体、お願いだから再版して欲しい…。電子書籍しか入手できなかった…)。とりあえず、6番という比較的ライトなタックルで海フライに再挑戦することにしました。6番タックルに関しては後日にお話するとして、まずは肝心のフライパターン。
ターゲットはアジ、メバル、カマス等々の小物。
「海フライの本3」の著者である中馬達雄氏によると、「白の#10」フライを「えさフライ」とまで評してました。きっと海フライ素人の私でも何か釣れるに違いない、と激しく期待して、タイイングすることにしました。
氏の指定してるフックはTMC200R、もしくはTMC900BL…。どっちも海で使うと錆びませんかね、これ?使い捨てにするのも抵抗あるし、帰宅してフライを真水で塩抜きなんて絶対メンドウだからヤダ、そんな面倒なこと間違いなくしない、という自信があるワタシは氏に逆らい、海での使用に耐えられそうな、TMC9394を選択しました。「白の#10」は要はストリーマーなんだからきっとこれでも良い筈です。
次に、ウイングのマテリアルとして指定されている、毛足の長いラビット…。持ってません。フライショップやAmazonで探しましたが売ってません。と、いうことでクラフトファーで代用することに。
最後に、ボディのマテリアルとして指定されているのがシルバーのフラッシャスレッド…。自作しないといけないのですが、上手く作る自信がありません。巻きつけたフラッシャブーをUVレジンでコートしてしまえば強度も出て良かろう、とこちらも代用、というかアレンジ。
海フライ初心者の癖に、著者である中馬氏の教えをまるっと無視、勝手なアレンジをしてタイイングした、嘘っぱちの「白の#10」がコチラ。

氏の指定フックと異なりますが、TMC9394の#10フックなので、これも「白の#10」ということで。
カラーは白さえあれば充分らしいのですが、やっぱり色々とカラーバリエーション欲しいよね、フライボックスに彩りが欲しいよね、ということで色違いも各種。

海フライだと目ん玉も欲しいなあ、チェーンボールアイもいいけど、ストリーマーなんだからやはりちゃんとした目ん玉も欲しいなあ、なんて思ったりもするので、後日タイイングします。
ど素人なら先ずは先達の模倣から始めるべきでしょうに、初っ端からアレンジしまくり。実釣で後悔する羽目にならなければいいのですが。
※久し振りにタイイングしましたが、タイイング時に老眼鏡が必要になっていました…。とほほ。