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Posted by naturum at

2016年03月01日

初めてのフライショップ 前編


フライフィッシングを本格的に始めようという人の最初の関門。
それはフライショップじゃないでしょうか。

いきなりシーバスのルアーフィッシングから始めたワタシ。
フライフィッシングとの出会いはシーバスのルアーフィッシング開始前でした。
大学になんとか入学を果たし、購入するシーバスタックルをあ〜でもない、こ〜でもない、と検討に検討を重ねていた時期。
「シーバステクニカルノート」だけでは飽き足らず、当時は数少ない疑似餌釣り専門誌の一つで購読していた「Angling(アングリング)」にフライフィッシングの記事がありました。
初めてフライフィッシングを見た方なら誰でも感じるでしょうが、なんとも敷居の高そうな、小難しそうな、それでも洗練された、優雅な釣りのようです。誌面の写真がそれはそれは美しく、ヤマメやアマゴ、イワナはとても美しい魚でした。
一気に引き込まれましたが、ルアーでシーバス!ルアーでシーバス!だったワタシはとりあえず保留。

時は過ぎ、ルアーでシーバスのデビューを果たし、落ち着いたある日。書店で「フライフィッシャー」というフライフィッシング専門誌を発見。こんなマニアックな釣りにも専門誌があるのか、と思いつつフライフィッシングにもそろそろ、と思っていたので購入。丁度いい具合に、フライフィッシング入門講座みたいな記事もありました。更にフライフィッシングのマニュアル本もあったのでそれも購入。タックルやフライタイイング等々、必要なモノ、予算を研究し、入門の準備を始めました。問題はお店です。流石に、神戸は三宮のセンター街にあった家電屋「星電社」の釣具コーナーや元町のルアー専門店「天狗」にフライタックルがある筈も無く。「フライフィッシャー」内の広告を隅から隅まで探しているとありました。フライフィッシング専門店が。しかも当時の自宅からほど近い、三宮センター街に。

今はもうありませんが、「reki」というそのお店に早速下見に。敷居の高い釣りです。ワタシは遠くからそのお店を窺いつつ、お店の中を観察しました。非常にこじんまりとした規模のお店。フライとバスのタックルが所狭しと並んでいます。このお店のメインはどっちなんだ、ワカラン。カウンターの中に、店長と思しき男性が一人。遠目でよく分かりませんが、結構な年配の方のようです。目付きは優しげですが、見事なヒゲを鼻の下に生やしていて、ワタシはビビりました。雰囲気はフライフィッシングが本職と見ましたが、とても入れず。うろうろとその店の前を行ったり来たり。入店する踏ん切りが付かない内に、常連さんと思しき人が入店。店長と親しげに会話しています。やはり、ヒゲを蓄えていて「フライフィッシャー」からそのまま出てきたような佇まい。
「ダメだ、このお店は敷居が高すぎる。素人は相手にしてもらえそうにない」と卑屈に考えたワタシは踵を返し、逃げるように帰宅しました。

そして「フライフィッシャー」の広告ページを眺めてはフライタックル購入店舗を検討する日々がしばらく続きました。心斎橋のここはどうだ、本町のここはどうだ、イヤイヤ、結構歴史のあるお店のようだ、敷居が高い、と。
「フライフィッシャー」最新号を買ったある日、一際大きい広告に目が留まりました。
4月1日オープンの予告。場所は阪急線の梅田・中津が最寄り駅。
店名は「ビギナーズラック」。
天の恵み。
大阪の大学への行き帰りに利用できる立地。
そして、まだ開店していない新店。
新店なら常連もクソもありません。
ど素人のワタシでも開業以来の客ですw
きっと大事にしてくれるでしょうw
店名もまるでワタシの為につけたような名前です。
開店と同時に入店しよう。
開店第一号客にワタシはなるのだ。

  


Posted by 疑似餌釣師 at 08:00Comments(4)フライ徒然草