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2016年02月20日

コアマン IP-26 アイアンプレート


コアマン社 IP-26 アイアンプレート。

鉄板バイブレーション大人気。各社から様々な鉄板バイブが発売されており、デイゲームに必須な存在になりましたが、実は結構、昔からあるジャンルです。元祖は恐らく、いや、間違いなく「へドン ソナー」でしょう。なんせ、1959年発売らしいです。バスの世界ではマニアックなバイブ扱いされてたようです。ホントに鉄板に鉛の重りとフック着けただけ、塗装なしってカンジのすごい印象的なルアーでしたね〜。
で、国内では1995年位でしたかね、今は亡きスポーツザウルス(ザウルストレインとして復活してたみたい)から発売されたのが、「ザウルス シコバイブ」。まあ、あまり売れなかったんでしょうね。いつの間にか消えていきました。デイゲームに良いらしい、なんて話を聞いたことありました。
ああ、いつだったか、ラッキークラフトからは「シンバルバイブ」なんて言う面白いバイブありました。鉄板を2枚、スプリットリングで繋いで、シンバルみたいに鉄板同士が叩き合って音がでるんですよ〜っていう冗談なのか本気なのか分からないルアーでした。すぐに消えましたが。

で、時は過ぎ、2010年頃かな。コアマンから出たのがアイアンプレート。恐らく現在の鉄板バイブブームの火付け役と言って良いでしょう。アイアンプレート以降、雨後の筍のように鉄板バイブが続々と発売されましたから。

デイゲーム最強との呼び声にあっさり陥落したワタシ。早速、デイゲームに持ち込みました。
特筆すべきはその飛距離。
26gと結構、重ため。
重たいルアーのフルキャストに抵抗のあるワタシは軽くキャスト。
アイアンプレートは姿勢を乱すことなく美しい放物線を描いて一直線にすっ飛んで行きました。
このサイズのバイブではあり得ない飛距離。
PEラインが高切れしたのか、と一瞬思った位です。
まるでメタルジグです。
まあ、26gですから当然かも知れませんが、飛行姿勢を一切乱さずホントに沖にすっ飛んで行きます。
恐る恐るフルキャストすると、100m飛んでるんじゃないか、という位に飛びます。
ミスキャストすると回収するのが大変w
アクションはまあ、フツー。
心もち早めにリトリーブしないとアクションしない、ロッドにあのバイブ特有のブルブル感が伝わらないカンジ。
ですが早巻きのデイゲーム、問題ナシ。
むしろ届かなかった沖のボイルを遥か超えていく飛距離、こっちの方がより重要。
メタルジグ並みの飛距離でメタルジグに出来ないアクションでお魚さんにアピール。
初めての鉄板バイブはいとも簡単にデイゲームのシーバスをキャッチさせてくれました。

[結論]
デイゲーム最強との評判に偽りナシ。
パワーブレードといい勝負。
デイゲームのシーバスは、アイアンプレートとパワーブレードあれば大抵の状況はカバーできるんじゃないでしょうか。
デイゲームのシーバスを単調にしてしまった気すらします。

コアマン(COREMAN) IP-26 アイアンプレート

  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(2)ルアールアーインプレ

2016年02月19日

コアマン PB-24 パワーブレード レアメタル


コアマン社パワーブレード。

ジャンルの呼称がバラバラでいい加減に統一して欲しい。テールスピンジグとかスピンテールジグとかブレードベイトとか。

恐らくバス用の「マンズ リトルジョージ」が改良されて現在の形になったものかと。

シーバス用として発売された最初のヤツは邪道のクルクルかなあ。あれが発売された時は衝撃的でした。
ナニコレ、ホントに釣れるの?
しかもデイゲームでクルクルをキャストすれば簡単にシーバスが釣れるとか。
ホントかよ、と疑いつつ購入したものです。
釣れませんでしたよ、ええw
な〜んか、やたらフックがラインに絡みました。
キャスト時にフェザリング(サミング)しようが、フリーフォールしようがテンションフォールしようがとにかく2回に1回は絡む。
やってられるかあ!こんなもん使えるかあ!と半ばキレて、それでも2、3回は釣行時に持って行きましたが我慢もそこまで。釣れない、使えないルアーとしてルアーボックスから永久追放。
その後、湾ベイトとかいう似たようなルアーが出てコレも評価が良かったようですが既にクルクルに騙されたワタシ。もう騙されません。

時は過ぎ、コアマンからPB-30 パワーブレードが発売。
ブレードベイトに騙されたワタシ。コアマン代表のイズミンになんとはなしに惹かれていたワタシ。
もう騙されへん、いやイズミンのは大丈夫かも。
揺れるワタシ。
悩むワタシ。
ふと気付きました。
あ、これ30gもある…。
ワタシのロッドじゃちょっと無理があるね、うん。
いわゆる先送りです。そうです、決断することから逃げたのです。
もうちょっと軽かったら買うんだけどね〜、ちょっと重かったね〜、ゴメンね〜?

更に後日。
出ちゃいました。
もうちょっと軽い、PB-24が。
PB-30の評価は上々らしく、既にクルクルや湾ベイトなどの類似品を後発ながら駆逐しているようでした。
しょうがない、もう一度だけ、もう一度だけ騙されてやろうじゃないか。
何という傲慢さ。
ひょっとしたらワタシの使用方法になにか致命的な欠陥があったかも知れないのにすっかり被害者気取り。
一体、何様のつもりなんでしょう。
何はともあれ、PB-24を沖堤の武庫川一文字に持ち込みました。
以前のクルクルと違い、巻き抵抗が大分重たいカンジ。
キャストしてフックがラインに絡むのはやはり一緒。ですが、頻度としてはなんとか我慢できます。
ふと思い立ってテクトロを開始するとすぐにシーバスが釣れました。
その後もポツポツと釣れて、PB-24だけで8匹キャッチ。
デイゲームでの自己記録をあっさりと更新。
ブレードベイトすげえ。
PB-24すげえ。
大満足で帰宅の途についたのでした。

[結論]
デイゲームで確実に、手っ取り早くシーバス釣るならコレを推奨できます。何度も試しましたがデイゲームに限っては非常に良く釣れます。

但し、フックとラインが頻繁に絡みます。イラチなワタシは気になります。軽くストレスかかります。
逆にナイトではサッパリ。あのブレードがクルクル回るフラッシングがナイトでは出来ないからなんでしょう。
塗装がすぐ剥げます。
釣行後に水洗いキチンとしないと、ブレードがすぐにくすみます。リアフックがすぐ錆びます。ブレードのくすみは金属磨きでお馴染みのピカールでピカピカになりますが、フック錆びるとブレードとセットで交換する羽目に。フックだけ交換できるようにしてくれないかな〜。諸般の、大人の事情でムリだろうな〜。
注意。

[追記]
カマス釣りに何となく思いつきで投げたらアホみたいに釣れました。
しかも何故か分かりませんが、スレません。フツーのミノーだとすぐにスレるのにPB-24だといつまでも釣れます。カウンター持参でカマス100匹を1個のPB-24で釣るなんて下品なことも出来ました。
5cmやそこらのミノーとかでは探れない距離も探れる分、PB-24の方が有利。
カマス釣りにPB-24は最早、必携。ていうかPB-24しかイラン。
機会があればメッキでも試そうかと。
PB-20なんて軽量版もでましたし。
あ、いや、勿論あくまでもシーバス用として買うんですよ…?

[追記2]
ルアー交換の度に結び直すのが面倒なワタシはスナップ使用派。エバーグリーンのE.G.ワイドスナップの#1を使用していましたが、1番小さい#0を使用すると、若干ですが糸絡みが減ることに気付きました。直結だと更に糸絡みの頻度が減るのも確認しましたが、デイゲームの場合、当たりカラーを見つけるのに頻繁にカラー変更するので直結は超面倒くさい上にリーダーの結び直しまで発生します。結論としては小さなスナップ使用が最適解かなあ…。

コアマン(COREMAN) PB-24 パワーブレード レアメタル

  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(2)ルアールアーインプレ

2016年02月18日

ラッキークラフト ベビーシャッド 50SP


ラッキークラフト社 ベビーシャッド

ブラックバス界では伝説的なルアー…らしいです。

いきなり釣りをシーバスから始めたワタシにとって、バス釣りは縁がありませんでした。
釣りを始めた当初、神戸ポートアイランドに住んでいたのでバス釣りのポイントは遥か遠く、目の前にある海でルアーをキャストする方が当然でした。

シーバスのデイゲームがまだまだ一般的でなかったので、昼間はバス、夜はシーバス釣ればいいじゃんと考えてバス釣りを始めました。とにかくルアーで魚を釣りたかったので。

バス釣りの経験を持つ師匠の手ほどきでワームから手をつけました。プラグの釣りしか海でしていなかったワタシにとってワームの釣りはイマイチ。テキサスリグでワームをズルズルと底を引いてもなんかワカンナイ。あ、なんか重い。あ、バス釣れた、でした。当時はナイロンラインでしたからそれも当然でした。

PEラインをいち早く導入したワタシは思いました。PEラインでテキサスリグなら感度バッチリでバス釣れまくりや!と。
PEラインのテキサスリグでワームのニガテ克服や!とある日、バス釣りに向かいました。4月か5月頃だったでしょうか、よく知りませんが、いわゆるスポーニングの時期前後だったかと思います。
目論見通り、感度バッチリ。釣れまくりで、ワンキャストワンフィッシュです。
ワタシは独り野池で爆釣を堪能していました。

お昼の16時位。
飽きもせずにテキサスリグで小バスをいぢめていた時に、30mほど左にルアーマンが出現。
何かルアーを投げました。
遠くて何を投げてるのか分かりませんがプラグのようです。
ワタシは思いました。
「ふふ、ここはな、プラグじゃアカンで。プラグじゃね…。ここはな、ワーム。ワームのテキサスリグに限るねん、うん。」
4時間程、爆釣を続けているのです。ワタシがそう思ったのも無理はありません。

隣のルアーマンがルアーチェンジ。またもワタシは思いました。
「せやろ、せやろ。プラグじゃ釣れへんて。テキサスリグにしいな。」
隣のルアーマンは先程のプラグより更に小さいと思われるルアーをキャスト。
全く飛んでいません。
明らかに飛距離が足りません。
ワタシは思いました。
「ふふ、PEラインていう新素材ラインがあるねん。これを使ってみ?メッチャ飛ぶで〜?」

いきなり、ロッドを下に向けてムチで水面を叩くかのような動作を始めました。そうです、いわゆるトゥイッチング。当時のワタシに知る由もありませんが。
ビシッビシッ。
バチャバチャバチャバチャ。
バスが釣れました。
すぐにリリースしたかと思うと、
ピュッ。
ビシッビシッ。
バチャバチャバチャバチャ。
またもやバスが。
リリース。
ピュッ。
ビシッビシッ。
バチャバチャバチャバチャ。
リリース。
淡々と、延々とバスを釣り上げていきます。
「ふ、ふん。こっちかてワンキャストワンフィッシュやし。」
内心で虚勢を張りながらそれでも目は隣の人に釘付け。目が離せません。
ピュッ。
ビシッビシッ。
バチャバチャバチャバチャ。
もうダメです。耐えられません。あのエゲツないルアーを見極め、購入する為に、ワタシは自分が1匹釣る度に、一歩、また一歩と左のそのルアーマンに近寄りました。
しかし、敵もさるもの、一歩ずつ離れてしまいます。そして相も変わらずエゲツない釣りを続けています。
ピュッ。
ビシッビシッ。
バチャバチャバチャバチャ。
リリース。
その人は一歩左へ移動。
一向にその人との距離が縮まりません。
しかもワタシがテキサスリグをズルズル引いて1匹釣る間に明らかに3匹は釣っています。
焦燥感をこれでもか、とイヤになる位に煽られてワタシは決意しました。
一気にその人との距離を詰めよう、と。

「こんにちは、凄い釣れっぷりですね〜。どんなルアーを使ってはるんですか?さっきから気になって、気になって〜」
リリース直後、次のキャストをしてしまう直前に声をかけました。
「あ、こんにちは。ラッキークラフトのベビーシャッドですわ。」
ナニソレ、シラン。
「バス釣りはまだ初心者なんですよ。有名なルアーなんですか?」
「最近発売されたんですけど、かなり有名ですよ〜。ちょっと軽いからあんま飛ばないですけどね」
「すみません、見せて頂いてもいいですか?」
「あ、はい。これです。」
ラッキークラフト。
ベビーシャッド。
アユカラー。
ちょっと長いめのリップ。
よし、覚えた!
「連続トゥイッチで引くと小バスがやたら釣れますよ。試してみて下さい」
「ありがとうございました。いいモノ、教えて貰いました。」

すっかり釣りをする気が失せたワタシは野池を後にしました。

帰り道にルアーショップに立ち寄りベビーシャッドを購入したのは言うまでもありません。

翌日、ベビーシャッドを持って釣行し、あのエゲツない釣りを自らの手で再現し、堪能したのも言うまでもありません。


その後、シーバスでもついトゥイッチする癖がつき、矯正するのに、かなりの時間を要しました。


あまりに釣れるので、ライトソルトのルアーは今でもラッキークラフトのベビーシャッドとベビーポッパーで9割。ベビーシャッドは「餌」という表現が許される数少ないルアーだと思われます。

ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) ベビーシャッド50SP

  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(0)ルアールアーインプレ

2016年02月17日

メガバス X-80SW


メガバス社のX-80SW。

このルアーもねえ…。
元のバス用のX-80が発売当時はバス釣りブームで、スゴい人気でした。ワタシの記憶では、ラッキークラフト、メガバス、エバーグリーンのルアーはバス用だろうがなかろうが何でも売れまくっていました。X-80SWが程なくして発売されても、X-80SWを店頭で見かけることはありませんでした。

POPXと違い、さほどワタシの琴線に触れるわけではなかったので、「ま、いいか。その内に買えるやろ」と考えてました。

その内に雑誌やネットでX-80SWの記述を見かけました。曰く、「港湾必携」だとか「ラパラカウントダウンを超えた」とか、挙げ句の果てには「港湾エリアのリーサルウェポン」とか。
刺激的な表現にその気になり、すっかりバス釣りブームが過ぎ去っていたので、X-80SWを購入。パッケージから取り出し、じっくりたっぷり嬲りながら思いました。
「ただのミノーにしか見えへん。けどリーサルウェポンていう位やから何か秘密があるんやろ。これか?このお腹からケツの間にあるこの奇妙な出っ張りに秘密があるんか?」
港湾エリアでのミノーならワタシには伝家の宝刀、K-TENブルーオーシャン、アスリート、ラパラカウントダウンの三種の神器があります。
この三種の神器を超えるルアーがとうとう出現したか、と感慨深い思いです。X-80SWへの期待は高まる一方です。

[結論]
はい、もういきなり結論に入ります。
反発、反論、反感を恐れず、ワタシの独断と偏見を申し上げます。
凡作です。
飛距離…フツー
アクション…フツー
釣果…皆無
あ、釣果が皆無なのはワタシの責任です。釣れるまでキャストする気持ちが維持できませんでした。
キャストしていてな~んか楽しくないんですよ、コレ。
どれも平均的。
どれも及第点。
でもそれだけ。
随分と評判のいいルアーらしいですが、少なくともワタシの三種の神器は超えてません。
よってワタシには不要。
三種の神器ナシ縛りでもあるなら釣り場に持ってくかも知れないですね。

キツい言い方します。
みんな、コレのどこがいいの?

メガバス(Megabass) X-80 SW

  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(2)ルアールアーインプレ

2016年02月16日

エギ王Q Live


ヤマリア社 エギ王Q Live。

昔は確か株式会社ヤマシタ。今は株式会社ヤマリアの模様。ソルトウォータールアーのブランドがマリアだから、ヤマシタ+マリア=ヤマリアに社名変更したのかな。
漁具がヤマシタ、ルアーがマリアの区分でブランド分けしてるのかな、餌木ってそもそもルアーじゃなくて漁具ですしね。

ワタシにとってキングオブ餌木。
ルアーでシーバスを始めたワタシ。すぐに餌木でアオリイカに目をつけました。20年以上も前ですから、当時の餌木と言えば、ヤマシタ、ヨーヅリ、林釣漁具製作所の3社くらいしか釣り具屋になかった様に記憶してます。

今ではすっかりそんな分類を聞かなくなりましたが、大分型と山川型に大別されてまして、大雑把に言うと、ヤマシタとヨーヅリが大分型、林釣漁具製作所が山川型。今もまあ、そんなカンジ。


山川型は当時のワタシには「ナニコレ、ヘンなカタチ。」
大分型は「うんまあこうだよね。」

ヤマシタとヨーヅリのどっちにするか…?
決め手になったのが、ラインアイ。
ヨーヅリのは確かヨリモドシ?スイベル?でした。
ナニコレ、すぐに壊れそう。
ヤマシタのは確かヒモ。
ナニコレ、ライン結んだらカットし辛い。
あ、フリーノットかループノットで結べばいいか。

消極的選択、よりマシな方、ヤマシタの餌木を選択しました。
「フツーのラインアイにしてよ…」と思いましたね。

初めてのアオリイカを釣るのに悪戦苦闘し、10年かかりましたが、長くなるのでそれはまた後日、語らせて頂くとして、10年もの間、変化の激しいエギング界で変わらず、ヤマシタは餌木の中核であり続けましたので、ワタシはヤマシタに操を捧げていました。あ、いつの間にかラインアイはヒモからフツーのに変わりましたが。

10年間使ったので、アクションが身に染み付いています。アオリーQとかエギ番長とか有名な餌木は試しましたが最早エギ王に馴染み過ぎて、他の餌木では違和感があります。沈下速度とか、シャクリで動く距離とか。

と、いう訳でワタシの餌木はヤマシタ一択。カラー、サイズ、ストックそれぞれ豊富に取り揃えて、50本以上は保有。

別に他社の餌木をこき下ろすつもりは全くありませんが、エギ王こそがワタシにとってその名の通り正に「餌木の王」、キングオブ餌木です。
安いのもイイ♪
エギ番長2個でエギ王Q Liveが3個買えますし(悪口ではありません。エギ番長も良く釣れるしカラーも綺麗です。ワタシにはふさわしくない値段なだけです)。

餌木は浮気をせず、ひとつの種類を使い込むのが一番の上達法だと思うんですよね…。
10年かかったワタシが言うのもアレですが。

あ、エギ王→エギ王Q→エギ王Q Live と変遷してますが、アクションは変わらないまま。余程、完成度の高い餌木だったんじゃないでしょうか。他の餌木がどういう変遷を経たのか知らないですけど。

エギ王、バンザイw

因みに、世界に誇れる日本発の漁具、それが「餌木」。
「エギ」という表記はダメよ〜、ダメダメ♪
エギングという表現、これもまあアレですが…、まあ良しとしましょう。「餌木ング」と書くわけにもイカないしw

[追記]
餌木でアオリイカがなかなか釣れずにお悩みのアナタ。餌木のカラーでお悩みのアナタ。写真の夜光ピンクを信じてお試しあれ。コレが一番釣れます。独断と偏見でコレをイチオシします。コレで釣れなきゃ場所移動か、気分転換に他の色を投げればイイのです。ワタシは朝も昼も夜もコレです。初めてのポイントでは特にボトムを猪突猛進、勇猛果敢に攻めるワタシはコレを常に複数個、持ち込みます。コレばかり餌木ケースに入れたい位ですがそれは流石に人目が憚られ、恥ずかしいので目眩しに他の色を入れてるのです。他のみんなもきっとそうです。そうに違いない。明るい時は金テープ、暗い時は赤テープなんてセオリーは無視してヨシ!

ヤマシタ(YAMASHITA) エギ王 Q LIVE

  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(0)ルアールアーインプレ

2016年02月15日

初めての弟子…?


大学4回生になり、過去最悪と言われた就職氷河期の戦線をどうにか切り抜け、海外への卒業釣り旅行を目論み、バイトに勤しんでいたある日のこと。
バイト先の一回り以上歳上の大先輩に声を掛けられました。
「ワタシ君さあ、ルアー釣り狂いやん?俺のツレがルアー釣り始めたい、言うてるねんけど教えたってくれへん?キミの話をしてたら紹介してくれ、て言われてん。」
「へ?別に構わないすけど、なんでお友達とオレの話になるんすか?」
どうせ、ワタシのことを面白おかしくネタにしていたのでしょう。
「まあ、ええやん。それは。ほな紹介してええねんな?」
誤魔化しながら話を進める先輩に不審を抱きつつも、疑似餌釣界への入門の扉を叩かんとする迷える子羊が救いを求めているのです。初めてのシーバスに出会うまで散々苦悩の日々を過ごしたワタシは快諾しました。
「わかりました。で、その方、釣り具お持ちなんすか?」
「いや、生まれて初めての釣りやて。道具買うとこから付き合ったって。」
なんという奇遇。なんという無謀。どこかの誰かさんと一緒です。
その人とお会いする日時を後日連絡してもらう段取りをつけて、約束したその日。
ワタシのバイト先へバイトが終わる頃合いにその人は現れました。先輩が紹介してくれます。

170cmちょい。30代半ば。痩せ型の朴訥とした雰囲気の、落ち着いた感じの人です。
「コイツ、俺のツレ。こう見えて会社経営者。社長。金もヒマもあるから好きなだけ引きずり回したって」
「初めまして。突然、我儘を申しまして。今日はよろしくお願いします。」と以下社長は一礼。一回りは歳下のワタシに対してなんとまあ、腰の低い。
「初めまして。ワタシです。人様に教えるなんておこがましいですが、今日はよろしくお願いします。じゃ、さっそく釣り具屋行きましょうか」
「あ、ボク、車で来ました。車で行きましょう」
社長の後をついていくと、黒塗りのベンツが1台。
え…。しゃ、社長って…。アナタ、ナニモノ?
「あ、ちゃいます。変な者ちゃいます。コンピューター関連の仕事です。そのスジの人ちゃいますw」
ワタシの内心の動揺を見透かした社長がニコリ。
逆に怖いです、社長。
釣り具屋に到着。
「社長、失礼ですが、ご予算はいかほど…?」
「あ、いくらでも構いません。でも釣れるかどうか分からんのに、いきなり高いのはちょっと。安物じゃなければ、程度で。とりあえず5万円ほど持って来てますけど、足ります?ワタシさんに完全にお任せしますわ。」
恐る恐るチョイスした一式は3万ちょっと。
「え、こんな安く済みますの?大丈夫ですのん?」
「これで必要十分です。最低でも今日は1匹は釣らせて上げられると思いますけど、これでしばらくやって、ハマったらもっといいヤツを買ったらどうでしょう?」
「最低でも今日、1匹?いきなり釣れますのん?
釣り自体、初めてやのに?楽しみですわ〜、ほなこれ買います」
釣り具屋近くのポイントへ直行。
キャストも教えず、いきなり岸壁沿いをテクトロさせました。
30歩程でいきなりヒット。ルアーはワタシのお気に入り、タックルハウス K-TEN ブルーオーシャン 9cmのレッドヘッド。
固まる社長。
「社長!巻いて!巻いて!」
「巻く!?巻くって何を!?」
「リール!リール巻いて!」
社長が猛然とロッドを立てて、リールゴリ巻き。セオリー無視。
社長が寄せたシーバスはどう見ても60cmオーバー。
ヤバイ、ネット忘れた。ゴボウ抜き出来ん。
すぐそばの餌釣りのおっちゃんがネットで取り込んでくれました。
ああ、助かった…。
メジャーを当てるとなんと66cm。
名実共にスズキです。
おっちゃんが「でかっ。こんなサイズ、餌釣りでも滅多にここで釣れへんで。」
その後、テクトロで2匹追加。
キャストを指南して3時間程で帰宅。
「ワタシさん、今日はありがとうございました。メッチャ楽しかったですわ。今日はワタシさん、ずっとガイドしてくれて釣りしてませんでしたよね。スミマセンでした」
「いえいえ、釣れて良かったです〜。ボクは初シーバスに40日かかりましたから、今日はガイドに徹しようと思ってたんです。今日釣れてホントに良かったです〜。」

ワタシの旺盛なサービス精神が、ガイドに徹しさせたのであって、黒塗りベンツにビビったからでは決してアリマセン。

約1週間後。
社長が初シーバスをゲットしたポイントに釣行。
そこには、社長の姿が。
「ワタシさん、先日はありがとうございました!」
しゃ、社長。そのタックルは一体…?
社長が手にしているタックルは先日購入したモノではありません。
シマノ ステラ3000番のリールに、ザウルス ブラックフィンのロッド。当時のハイエンドもハイエンドのタックル。
「あの次の日にね、またここ来たらね、7匹も釣れましてん。もうね、ああ、ハマってもうた、て思ってね。すぐ釣り具屋行きましてね、コレ買いましてん。」
なんというブルジョア。
プロレタリアートのワタシには決して出来ない行動です。

「でね、ワタシさん。ちょっとプレゼントが。」
黒塗りベンツに連れ込まれました。
「これ、こないだのお礼ですわ。」
釣り具屋のビニール袋が手渡されました。
中を覗くと、タックルハウスのK-TENブルーオーシャン9cmが色とりどり。「カスタム」と書いた金色のシールがパッケージに貼ってあります。
ナンダコレハ。
値札が貼ってなくともワタシには分かります。
1個2500円はするブツが20個。5万円はします。
「なんかね、このタックル買った日にね、このルアーのメーカーの営業さんが店にいて店長とこのルアーの話をしてたんですよ〜。聞いてたらね、なんかレアカラーみたいでね、仕入れろ、仕入れない、で話し込んでてね、ボク、話しかけたらワタシさんの御用達、御推奨ルアーやったからね、お礼にと思って買いましてん。」
「え、あ、いや、こんなモノ、頂けませんよ。大したことしてないのに。」
「いや、だってこないだ自分の釣り放ったらかしてつきっきりで一生懸命、教えてくれましたやん。それにね、無趣味のボクにこんな楽しいコト教えてもろてね、感謝してますねん。一生の趣味になりますわ〜。コレはね、ほんの感謝の気持ちですわ。感謝のキ・モ・チ♪」
狼狽したワタシは言いました。
「あ、じゃあこれ、半分こしましょう。図々しいけど半分こで10個頂きます。そうしましょう。」
「あ、ボクも同じの買ったんですわ。20個。だから半分こずつで20個。残りモノみたいで恐縮ですけど、それが師匠の取り分ですわ〜。これね、フツーのレッドヘッドと違って後ろの部分がね…」
マテ、オッサン。師匠って誰やねん。
いや、違う。そうじゃない。
問題はソコじゃない。
師匠とかナントカは今はドウデモイイ。
半分で20個てなんだ。
まさかこれを全部で40個買ったのか。
「営業さんにね、それ買いますって言ったらね、カスタムカラーはこれだけありますけどどれにしますか?って言って1箱出してね、少量生産だからこの箱で全てって言うからね、1箱まるごと買いましてん。買い占めなアカン、て思って。」
ニコリと穏やかな笑顔をワタシに向けます。
マトモじゃありません。
コワレテル…。
「また色々、教えてくださいね〜、師匠。」
動揺して冷静な判断力を失っていたワタシはビニール袋をつい、受け取ってしまいました。

その後、マトモじゃないコワレテル弟子と釣行することは殆どありませんが、不肖の弟子は様々な海のルアーフィッシングに進出し、羨ましいことに今や太平洋・インド洋全域を活動範囲にしています。

時折、電話がワタシにかかってきます。
「師匠〜。どうでっか?最近、釣り行ってます?こないだね〜、ボク、フィジーに行ってね…」

師匠って呼ぶな。
むしろ、師匠って呼ばせて下さい、コノヤロウ。


その時のK-TENブルーオーシャン カスタムは今も10個残ってます。
  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(0)徒然草

2016年02月14日

邪道 スーサン


谷山商事社、バレーヒル事業部、邪道ブランド…のスーサン。バレーヒル社だったかなあ。なんかややこしくてよく分かりません。バレーヒルっていう名のブランドもあったような。
スーサン、スーサンて言われてますが、パッケージ見てくすり、とさせられました。
正式名称なのか、
Yaruki Sparkling Thunder Rolling Special SU-SAN
ヤルキ スパークリング サンダー ローリング スペシャル スーサン
なんというネーミングセンス。
ヤル気が閃いて、稲妻が轟くスペシャル。
このネーミングセンスだけで釣れなくても許してしまいそうです。
名付け親の方はきっと「リングにかけろ」のファンだったに違いありません。(※大昔のボクシング漫画。Wikiの「リングにかけろ」内の支那虎 一城の項目参照のこと)

余談はさておき。
某、ソルトルアー専門誌で知りました。
注目したのはそのネーミングセンスと、写真のカラー。
ネーミングセンスの秀逸さは上述した通りw
カラーもいいカンジです。チャートバックにゴーストホログラムボディ。ホログラムカラーって出た当初からスキなんです。アルミニウムやメッキと違ってレインボーに光輝くあのギラギラ感。そして、ほのかに透けるゴーストカラー。魚の目線で下から見たらほのかな透過光が派手なような、控え目なような。2つの要素がミックスされていいカンジのカラーです。
「ウォブリングをギリギリまで絞り込んだハイピッチローリングアクション」と言う表現がどうも引っかかります。ワタシは引き抵抗を感じられないルアー、すなわちローリングアクションが大のニガテ。ローリングアクションならアスリートで間に合ってます。さようなら。しかし、このネーミングセンスとカラーは出色の存在です。排除しきれず、購入しちゃいました。

実釣での使用感。
宣伝文句通りのハイピッチローリングアクション。ウォブリングを「ギリギリまで絞り込んだ」んじゃなくて、カットしたとしか思えません。いくら早巻きしても、意地っ張りな位のローリング。
カラーは…、水中に潜って下から見ないとなんとも言えないw

[まとめ]
フツーにシーバス釣れます。フツーに。
でもワタシにはアスリートと被る。
ていうか〜、アスリートの方が良くネ?
ナウでヤングな若い衆には〜、ネーミングとカラーがイイかもだけど〜、ん〜…、ワカンナイ!
テヘペロ♪
古臭いルアーばかりのワタシのルアーケースに舞い降りた若き新星?紅一点?
そんなカンジ。

邪道 ヤルキ スパークリング スーサン


  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(0)ルアールアーインプレ

2016年02月13日

タックルハウス TKLM ”9/11”


タックルハウス社、TKLM ”9/11”
Tuned K-TEN Lipless Minnow 9cm 11g
略して、TKLM ”9/11”
てぃーけーえるえむないんいれぶん
てぃーけーえるえむきゅういちいち
読み方はどっちでもお好みで。

このルアーにはベースとなったルアーがありまして。
元祖は、同社のK-TEN ブルーオーシャン リップレスミノーでした。
元祖が発売された時は戸惑いましたねえ。
あれ、ナニコレ、ヘンなカタチ。
リップないからリップレスミノーてそれは分かりますけどちゃんと泳ぐんですか、これ。
それとこの子、ちょっと…、太くないですか?
115mm 21gと140mm 30gのラインナップ。
大きい。太い。重い。
港湾がメインフィールドのワタシにはちょっと持て余すサイズ。
でも、タックルハウスのK-TENルアー。気になります。
そこで、BKLM115を2点だけ購入。リバーシーバス用に。
ところがこの元祖。
21gの割に意外と飛ばないんです。
恐らく、このサイズとスタイルから来る空気抵抗かと。
しかも、ど〜も泳ぎが悪いような…?
ナチュラルな泳ぎって書いてたけど、これっていわゆるニガテの、もとい大キライなローリングアクション…?
ふむ、ちょっと早目にリトリーブしますか。
あれ、泳ぐようになったけど、アクションが時折、破綻してスベる…?
当時はウォブリングアクションこそ釣れるルアー、アクションが破綻してスベるなぞ論外、と信じていたワタシはリップレスミノーに対する期待が雲散霧消。ダメなルアー認定せざるを得ませんでした。
今でこそ、ローリングアクションでしか釣れない魚がいる、破綻してスベっているのではなく、スライドアクションと言うのだ、と知っていますが、当時のワタシに知る由もありませんでした。但し、いくら早巻きしても潜らない、潜り過ぎない、という点だけが妙に印象に残りました。後に知る、シャローランナーというヤツですか。

時は過ぎて西暦2000年前後だったと思います。
2つのルアーを知りました。
1つは、アイマのkomomo。
もう1つは、ミラクルワークスのハンマーないしメケメケ。

あれ、このルアー…。
K-TENブルーオーシャン リップレスミノーのパクリやん。
しかしこれらのパクリルアー、ただのパクリルアーではなく、売れに売れてる模様。オヌマスペシャルとかニシムラブラックとか、著名なプロの名前を冠したカラーまであるようです。もう片方も一部のコアアングラーに熱狂的に支持されてる模様。
モノは試しにkomomoを1本。
ダメです。
シツコイようですが、ローリングアクションはニガテ。キライ。釣れない。
フン、パクリは所詮パクリか。
勝手に決め付けて、komomoを追放。

更に後日。
満を持して登場。
Tuned K-TEN Lipless Minnow
Tuned K-TEN。
ちゅーんどけーてん。
魅惑的な響きです。
サイズも丁度いい頃合い。
ウェイトも丁度いい頃合い。
K-TEN信奉者のワタシはすぐに購入。
早速、釣行。キャスト。リトリーブ。
おおおお。
ブリブリ泳ぎます。
ウォブリング?ローリング?ウォブンロール?
遅巻きでもブリブリ泳ぎます。
ちょっとスピード上げると時折、予測不可能なタイミングでズルッとスライドします。
ええやん、ええやん。コレええやん〜。
komomoだの、ローリングベイトだの、スーサンだの、ローリングアクションが幅を利かせる昨今、珍しいくらいのブリブリアクション。
まるでパリコレのスーパーモデル、古臭い表現をすれば、マリリン・モンローもかくや、のモンローウォークアクション。
暫しモンローウォークアクションを楽しみました。
リトリーブだけでも楽しいルアー。
ブリッブリッ、ブリッブリッ。
ワタシもおケツを振りながらリトリーブ。
ヘンなオジサン。

そこへ、さっと走る黒い影。
水柱を上げてルアーが消滅。
シーバスのヒットです。
おおおお〜。ナニコレ、ナニコレ〜!!
トップやん、トップやん。

その日はその1匹だけでしたが充分堪能出来ました。

後日、TKLMが徐々に徐々に増殖して保有本数が二桁に達してしまったおバカなワタシ。
TKLM、愛してる。


リップレスミノーの類は全部、K-TEN ブルーオーシャンのパクリもとい派生品だと勝手に断じておりますが、実際の所、ジャンルとしてのリップレスミノーの元祖ルアーがどこの何てルアーなのか、ワタシ知らないです。
きっとタックルハウスさ、と思い込んでるだけです。ホントのとこ、どうなんでしょ?

タックルハウス(TACKLE HOUSE) Tuned K-TEN(チューンド ケーテン) TKLM 9/11

  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(7)ルアールアーインプレ

2016年02月12日

メガバス POPX


メガバス社 POPX

元はバス用。後発で「クロダイ専用カラー」なんて名前のが出て、その後にSWが名前に付いたような朧げな記憶。

発売された時は「あ、レーベルのPOP-Rをメガバスかパクった…。でもなんかスタイリッシュやしカラーリングがアメリカさんのと違うてやっばええわ!ポッパーやのにドッグウォークするんか!」
加えて「ハイドロカップのウォーターダクトがうんたらかんたら」とこれまた男心を刺激するギミック搭載。忽ちワタシは魅了されました。
しかし当時はバス釣りブーム真っ盛り。どこへ行っても売ってません。プレミアムがついて、酷いお店だと20,000円などという狂気の沙汰としか思えない値札がついていたそうです。ワタシも5,000円で売ってるのを見た時は危なかったです。
「いいもん。POPX買われへんでも別に困らへんもん。ベビーポッパーいっぱい釣れるし、TNポッパーもあるも〜ん。」
そう自らに言い聞かせ、いつしかPOPXを諦めて、忘れかけている内にバス釣りブーム終焉。
某有名中古釣具店にたまたま出向いた時です。ブームが終焉して大量の中古品が流れたのでしょう。POPXを見つけました。
「あああ、POPXが!あそこにも!そこにも!」
憧れのPOPXは見るも無惨な姿をそこかしこに晒していました。なんと600円。5つ程掴んでレジに並びました。

後日、早速POPXを携えて釣行。
キャスト開始。
看板に偽り無し。ポッパーなのに簡単にドッグウォークできます。ポップ音もレーベルのPOP-Rみたいな「ボゴッ」じゃなくて「チャパ」「チョポ」といった軽やかなモノ。
「イイね、イイね〜。ステキだ、今のキミはとってもステキだ!」
POPXの素晴らしさを讃えつつ、そのアクションを暫し堪能します。

………

出ません。
釣れません。

その日だけでなくありとあらゆるフィールドでキャストしましたが何の反応も得ることなく今日に至ります。
にも関わらず、キレイなカラーのPOPXを見つけるとパクリとリアクションバイトを繰り返し、現在の在庫数量12。1ダース。POPX専用ルアーケースが1つ出来ちゃいました。

[結論]
評価不能。
やれば出来る子。
ネットでも「ポッパーの金字塔」とか「これで釣れなきゃトップ止めろ」とか書いてるし。
どうしてもこれで釣りたい!
釣るまで諦めん!

[追記]
POPX ABALONE てあるんですけどね。アワビシートを内部に仕込んだヤツ。イイなあ、アレ…。釣れそう。欲しいなあ…。  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(0)ルアールアーインプレ

2016年02月11日

初めてのシーバス 後日譚 -師匠とワタシ-


初めてのシーバスをワタシに釣らせてくれた師匠。
出会いは1993年8月20日。
初めて言葉を交わしたのが1993年8月29日。
初シーバスは1993年8月30日。

これは初めてのシーバスを釣らせてくれた師匠との後日譚。

初シーバスゲット後も師匠との神戸水上警察署前での釣行は続きました。お互いに約束するでもなく、釣行を共にする内にいつしか自宅の電話番号を交換しました。携帯電話がまだまだ普及していない時期でした。電話番号の交換後は時折、約束をして釣行したりしなかったり。基本的に互いを拘束しない、あっさりとした付き合いでした。

師匠との出会い後、釣り場で沢山のルアーマンと出会うようになりました。言葉を交わす内にいつしか良く会う、気の合う、ルアーマン達との間で連絡網が作成され、同好会のようなグループが形成されました。10人位でしたか、当時、下は中学2年生から上は還暦を迎えて定年退職なさったばかりの60歳で、ワタシは下から2番目の大学2回生でした。
車を保有するメンバーと淡路島や南紀、四国や日本海などに泊まりがけで遠征したりもしました。
楽しかったですねえ、年齢も職業もバラバラな人間による、海のルアーフィッシングを趣味とする同好の士の間のつながり。
一番下の子の高校受験はワタシが家庭教師を務めました。問答無用でビシバシ鍛え上げた結果、ワタシの母校に無事入学して名実共に後輩になり、親御さんに泣いて感謝されたりしました。合格祝いにみんなでお金を出して当時の名竿、プラッギングスペシャルをプレゼントもしました。
就職活動に苦戦するワタシは年長組の方々に召集されてビシバシ面接指導を受けたりもしました。
そんな楽しいグループの核となっていたのはやはり師匠でした。
師匠と釣りに行く時は不思議とボウズはありませんでした。皆、師匠と釣りに行きたがりましたね。技術、釣果共にグループで群を抜いていましたし、その癖、決してそれをひけらかさず、持てる知識、技術を惜しみなく皆に伝授してくれました。まあ、神様みたいな人(出会ったばかりの頃、後光が差して見えたのも当然です)。不惑の四十を超えて尚、下衆なワタシとは月とスッポンw

ワタシが就職して、神戸を離れ、結婚し、子供ができたりしてから何となく、徐々に疎遠になり、メンバーとは年賀状をやりとりするだけの関係になってしまいました。神戸残留組はしばらくは共に活動していたようですが、やはり自然と疎遠になっていったようです。師匠の勤務する会社が倒産して師匠が釣りどころではなくなったのが一番の要因でした。

数年前の年の瀬も迫る頃、師匠から携帯電話に着信が。
「おお、師匠やん、珍しい」と久しぶりの師匠からの着信に喜びつつ、
「師匠!久しぶりですやん。ご無沙汰です〜♪」
「突然のお電話申し訳ありません。師匠の母です。実は先日…」
訃報でした。
聞けば脳出血であっという間だった、苦しまずに済んだであろうことがせめてもだ、との事。
「ご傷心の所、わざわざのご連絡、ありがとうございます。心よりお悔やみ申し上げます。差し支えなければ仲のよかった皆とお邪魔してお線香をあげさせて頂きたいのですが…?」
「それはもう是非。息子も喜びます。お渡ししたい物もございますし」
当時のメンバーにあらゆる手段で連絡を取り、後日、連絡の取れたメンバーと共に師匠宅にお邪魔しました。
お線香をあげた後、師匠のご母堂が「皆様にお渡ししたい物があります。形見分けみたいなものですか。」と師匠の部屋に案内してくれました。
「勤めていた会社が倒産してからすっかり釣りから遠ざかっていたのですが、当時の釣り具がまだ残っています。よろしければ、皆様でお分け下さい。」

皆で検分中にふとワタシの目に留まったモノ。

あの日、あの時、師匠と初めて言葉を交わした時に見せて貰った、ボーマー ロングA。

皆に事情を説明し、それだけを譲ってもらい、師匠宅を辞去。

その後、メンバーの皆とは交流が再開し、ごくたまに釣行したりしてます。電話をする事は稀ですが、FacebookやLINEで近況を窺い知ることができます。いい時代になったものですね。

師匠が皆をまた結びつけてくれたのでしょうか。
  


Posted by 疑似餌釣師 at 09:00Comments(2)徒然草